図書館文化講座 (平成29年1月10日(火))
【場所】四日市商業高校図書館
【講師先生】本校非常勤講師(書道) 樋口 弓弦先生
【参加人数】37人
【講座内容】文房四宝と彩墨
 元来、文人の書斎を文房といい、書斎で書画に用いる用具をも文房と称しました。そのうち、特に大切な筆、硯、紙、墨を 文房四宝(ぶんぼうしほう)と呼びます。書道においては、まずはこの四つの道具をそろえることから始めます。
 今回の講座では、鈴鹿市の伝統工芸品「鈴鹿墨」の中でも一番人気の彩墨を磨っていただきます。 薄く磨ると色が出ることから、同じ墨でも毎回色が少しずつ変わり、同じ色はでません。
 当日は、参加者おひとりお一人がはがき箋に文字を書いていただき、作品をお持ち帰りいただきます。

【受講者の感想】

  • きれいな色が出てすごいと思った。書への関心が少し高まった。墨を磨ったことがなかったので、よい体験になった。
  • さまざまな動物の種類の筆は書き手のこだわりの多様さだと思うと面白い世界だと思った。
  • いい道具の見分け方を学んで、実際にいろいろな筆を触ることができて、とてもいい経験になりました。
  • 墨の色がカラフルで初めて色のついた墨を使って書いたので楽しかったです。
【受講者の書いた文字とその思い】
  • 「和」:人と人とがつながり和となり、和やかな雰囲気で、どんなことも乗り越えられたら良いと思ったから。
  • 「花」:墨にもかわいい色があり、それを表現したかったから「花」にしました。
  • 「奏」:これから就職するのでどんな環境においても自分らしさを奏でられるような余裕を持っていたいと思いました。